自社工房

一点一点
丹精こめて

経験豊富な職人たちが素材選びから裁断・縫製まで多くの技術と時間を費やし、お人形を製作しております。

製造の流れ

1裁断

裂地を補強するため裏打ちを施し、型紙を当て衣装部品をひとつひとつハサミで手切りしていきます。 衣装のどの部位にどの柄を出すのかを考えながらの裁断には豊かな感性が必要です。

2縫製

女雛の十二単の唐衣や表着・五衣、男雛の着物・裾・中袖をはじめ、数多くある衣装部品をミシンや手縫いで丁寧に縫い合わせ仕上げていきます。

3着せ付け

縫製された衣装を、左右が均等になるよう一枚一枚丁寧に着せ付けていきます。 ミリ単位で見た目に違いの出るとても細やかな作業です。

4腕折り

まっすぐ伸びた腕を、小刀を使い、男雛は勇ましく、女雛は優しいフォルムになるよう、左右のバランスに注意して曲げていきます。 やり直しがきかず、おひなさまの形が決まる大切な作業です。

5頭付け

頭と胴体の中心が一直線になるように差し込みます。 男雛は凛々しく、女雛は穏やかな表情に見えるよう、角度にも注意を払いながら付けていきます。

6お届け

お客様のご自宅へ、節句人形一式を配送し、飾り付けいたします。

※その年のひな祭りに間に合わせるには、ご発注は2月初旬までがおおよその目安となります。すべて手作りのための時間的制約によるものです。予めご了承下さい。

工房風景

職人のご紹介

平安 天鳳

節句人形工芸士

平安 天鳳

人形づくり45年。素材選びから裁断、縫製まで一貫した人形製造にこだわり、有職故実に則し、平安時代より受け継がれてきた宮中装束を忠実に再現する本物志向の人形作家。

平安 天鳳

二代目

足達 謙次朗

父、平安天鳳に師事し20年。
平安天鳳の理念、思想を受け継ぎ次世代に節句人形文化をつなぐべく技術、知識の研鑽に励む。